とうとうNikonのFM10というフィルムカメラを購入してしまいました。
デジタル一眼レフで写真をはじめてから約2年で、ここまではまりこむとは思いませんでした。
そもそもデジタル一眼レフで写真をはじめたのは、フィルムカメラと違って撮影からRAW現像(PCで画像を仕上げる)まで一人で出来るからなのに、真逆の方向まで来てしまいました。
いろいろ思う所はありますが、とりあえず開封の儀でございます。
外箱など
フィルムはISO感度100の24枚撮り、カラーリバーサルフィルムを購入しました。
付属品など
説明書、ストラップ、測光用の電池、三脚補助マウント、フロントキャップがついています。
正面から
ミラー中央の丸い部分はスプリットイメージプリズムで、ピント調整の補助機構です。
シャッターボタンなど
フィルム巻き上げレバーがデジタルとの大きな違いですよね~
フィルム巻き戻しクランク
説明書を見ないと使い方がよくわかりません。
上からの眺め
デジタル一眼レフと比べるとやっぱりメカニカルですよね。
中央に見えるのが上下走行式フォーカルプレーンシャッター
ここにフィルムを装填するんですが、説明書を読んでも勝手がいまいちわからず、YouTube動画を見たりしてなんとか装填したり。
フィルムの入れ方 説明書より
フィルムの入れ方で参考にした動画はこちら
非常にスタイリッシュな動画ですね。ただし、フィルムの入れ方ではフィルム巻き戻しクランクを使って、フィルムのたるみを取るシーンが描写されていないので注意してください。
コシナ プラナー50mmF1.4をつけてみる
私が持ってるレンズでこのカメラに使えるのは、絞りリングのあるこのレンズだけ。
逆に言うとこのレンズがあるから、このフィルムカメラを選んだって事でもあります。
なぜフィルムカメラを買ったのでしょう?
○一つ目の理由
もともとフィルムというと写ルンですが印象的で、撮影した後にフィルムを現像に出して、プリントしてもどってきて、茶色いネガフィルムが手元に残るけど、さらにプリントに出したりすること無く、どこかになおしこんでしまうというパターンが自分の中で普通の事でした。
しかし、調べてみると茶色いネガフィルムではなく、ちゃんと色がついた状態でフィルムが残せるカラーリバーサルフィルムというのがある事を知りました。
さらに一枚一枚プラティックの枠で固定して残せるので、あとで投影機なんかで映写したりできますし、色がついてるのでルーペで見て楽しんだりも出来ます。
デジタル一眼レフで撮った写真はよくも悪くもデータでしかないように感じます。
さきほどのような方法でフィルムを残せば、それは目の前にある唯一の物であり、実際に触れる物でもあります。プレミア感がありますよね。
一枚一枚プラティック枠で固定したフィルムは小さいのでミニチュア感もあって、かわいいと思います。
○二つ目の理由
今のデジタル一眼レフってどれも似たようなデザインですよね。
インターフェイスや性能は違うけど、ただ撮影するだけの道具って感じがします。(まあそれで十分なんですが・・・)
3月に訪れた中古カメラ掘り出し市でクラシックカメラが持つあのメカニカルなデザインにやられてしまった、というのはありますがプレミア感があるし、不便なのが逆にいいって事もあるのです。
その時の記事 クラシック&中古カメラ掘り出し市に行ってきた!
実際にかったFM10は中古でもクラシックカメラでもなく、現行のフィルムカメラですが、初心者がいきなり中古のカメラを選別できるとは思っていないので、あえて新品を買ったという感じです。
本当はライカのM3とかいきなり買ってみたかったですけど、慎重な性格なのでやめときました。
お値段が高いですし・・・(ピンキリですがレンズを含めて10万20万当たり前って世界です)
理由はこんな感じです。購入するまでいろいろ悩みましたが、とりあえず無難にはじめてみたというのが本音ですね。
今日中に24枚を撮りきって現像に出そうかなと思いましたが、それももったいないと思って、12枚でやめておきました。
使用した感じでは、このカメラはファインダー内部に露出のプラス・マイナスを知らせるLEDも備えているので、初心者にも安心です。
ISO感度100のフィルムを入れているので、考えるのは構図とシャッタースピードと絞りです。
フィルムカメラだと何を表現したいのか絞りを選択して、そのあと自分の経験でシャッタースピードを仮決めして、露出をLEDで確認して、OKならシャッターを切るという流れになります。
慣れれくれば露出計を使わずに絞りに対して適切なシャッタースピードを選択出来るようになるんでしょうね。
その域に達するのはまだまだ先の事だとは思いますが、デジタル同様、フィルムもどんどん精進して行きたいと思います!
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