2015年9月11日金曜日

【レビュー】TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD ニコン用

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TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD ニコン用を購入しておよそ1年ほど経つのでレビューしてみました。

メーカーサイト
https://www.tamron.co.jp/lineup/a009/index.html

「そもそも70-200mmという焦点距離のレンズは自分に必要か?」という疑問はありました。

D800とNikon16-35mmf4とNikon28-300mmf3.5-5.6というレンズの組み合わせで風景などを撮影していた自分にとって、70-200mmという焦点距離は28-300mmのレンズの中に組み込まれている焦点距離なので必要性は感じませんでした。さらにレイジーレンズ(怠け者レンズ)と言われてはいますが、28-300mmというレンズは汎用性も高く、そして外でのレンズ交換の回数が減る為にセンサーへのゴミの付着が減らせるという利点もあります。

とはいえf2.8通しのズームレンズの大口径によるボケの良さは、タムロンの24-70mmf2.8を持っていたので分かってはいました。「よろしい、ならば購入して試してみるしかない。」決して安い買い物ではないですが、使って見なければわからない部分もあるだろうということで、Nikon純正の70-200mmf4と比較したりして思い切って購入したという経緯があります。


新品価格
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まずは外観チェックから見て行きましょう!


USDですが、静かですしフォーカスも速いです。
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スイッチは2つ AF切り替えと手ぶれ補正VCの切り替え
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フィルター径は77mmなので純正と同じです
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くちばしのようなフード、結構デカイです。
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三脚座を付けてミニ三脚にセットしてみました
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動画でも外観レビューをしてみましたので、そちらも合わせて御覧ください。



さて肝心な写りの方を見て行きましょう!


にゃんこさんを撮ってみる
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猫とは相性が悪くて大抵逃げられてしまうのですが、この猫は堂々としててパシャパシャとっても逃げられませんでした。

大口径ズームとはいえ周辺光量落ちは少なからずありますが、私はあまり気にするタイプではありません。むしろ味だと思っています。

抜けの良さとボケはタムロンらしく柔らかい
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前ボケが柔らかいですね。後ろボケもうるさい感じはしません。シグマのレンズは硬く写り、タムロンのレンズは柔らかく写ると昔から言われているようですが、まさにそんな感じです。タムロンらしい発色と柔らかい写りは私は好みです。

こちらはf4とすこし絞って撮ってみました
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解像感は開放に比べてあがりますが、これだと28-300mmよりちょっと写りが良いかなといった程度だと思います。

こういう立体感はf2.8通しの望遠レンズの魅力ですね
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f8で撮った夜景
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この時はショボイ三脚を使ったので厳密に言うとブレがあるかもしれません。ですがレンズ周辺部もしっかり写っていますね。


ちょっと気になる開放での口径食
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レンズ中央付近にも少し口径食が見られて玉ボケは少し残念かなと思います。やはり単焦点レンズに比べるとズームレンズだけに玉ボケに関しては難しい面もあるのかなという印象です。


さて、1年間使用してみた感想ですが、実はそれほど出動回数はありませんでした。そもそもレンズの重量が重い(三脚座込みでおよそ1.5kg)という難点があるので、いつでも持ち歩くというレンズでは無いからです。やはり28-300mmのレイジーレンズを持ち出す機会の方が圧倒的に多いです。

またシステムとして16-35mm、24-70mm、70-200mmとレンズを揃えた場合は16-35mmと28-300mmの組み合わせよりもレンズ一本分持ち歩くのが辛くなります。写りを取るか機動力を取るか、どちらか選べと言われると、私は足も悪いので機動力を選んでしまいます。

写りは決して悪くないだけに残念ですが、そろそろ手放そうかなと思っています。星景写真が好きなのでNikonの20mmf1.8を購入したいのですが、その下取りに70-200mmを出そうかな~て思っています。



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