フォクトレンダー ウルトロン40mmF2 Ai-Sを購入したのでレビューです。
もともとフィルムカメラ用に、コシナ製のカールツアイス プラナー50mmF1.4を使っていたのですが、50mmという焦点距離が自分には少しだけ画角が狭いと感じていたので、少しだけ画角の広い40mmのこのレンズに目をつけた訳です。
ちなみに50mmだとフルサイズ機で水平画角は約40度、40mmだとフルサイズ機で水平画角約48.5度になります。
50mmのレンズで撮影する時に、被写体にレンズを向けてフレーミングする→フレームに入りきら無い→後ろに下がってフレーミングしなおす→フレームにおさまるので撮影。という事がよく起こっていました。
後ろに下がるっていうのが、撮影リズムが崩れるんですよね~
自分の感覚(被写体を見た画角)とレンズの画角が合っていないと感じる事が多かったのです。
ウルトロン40mmの画角は私の感覚に合うのか?
Amazonで購入して、届いてすぐに撮影に出かけてみました!
まずは開封の儀
フロントキャップ リアキャップ クローズアップレンズ 説明書が付属
かなり小さい印象
レンズ自体が薄いので、それに合わせて絞りリングとフォーカスリングも操作部に厚みがありません。指の大きい人には扱いづらいかもしれません。
絞りリングの操作感は若干スムーズ過ぎる感じがします。
フォーカスリングは適度な重みがありますし、ピントも合わせやすい印象です。
クローズアップレンズをつけた状態(ねじ込み式です)
このクローズアップレンズをつけると、最大撮影倍率が1:7から1:4になり、簡易マクロのような使い方も可能になります。ピントの合う範囲が0.25m~0.45mのみになっちゃいますけどね。
D800につけてみた
ドーム型のレンズフードがレンズにビルトインされています
クローズアップレンズをつけても薄い
D800につけるとハンドリングは軽いです。
ちなみに撮影する場合は、絞りリングをF22(最小絞り)にセットする必要があります。
F22にセットするとカメラ本体のダイヤルで絞りをコントロール出来るようになります。
F22以外にセットするとエラーが出てシャッターが切れないので注意が必要です。
ここからは稚拙ながら作例などをアップしてみる
(使用カメラD800 絞り優先オート ISOオート シャッタースピード下限1/250設定 JPEGで撮影)
錦織神社の参道
1/200 f22 ISO6400
ピントは無限遠で撮影してみました。
つつじも散り際か
1/250 F2 ISO250
被写界深度がわかりやすい写真ですね~
前ボケはこんな感じ
1/1250 F2 ISO100
カリカリにシャープなレンズではない
1/250 F18 ISO640
マニュアルフォーカスレンズなのでピント合わせは慎重に
1/1250 F2 ISO100
クローズアップレンズを使うとこれだけ寄れる
1/800 F2 ISO100 付属のクローズアップレンズ着用
なかなか使いやすい画角かもしれない
1/250 F11 ISO500
逆光性能はいいとは言えない
1/1600 F2 ISO100 +3EV補正
なかなかいいですね。軽いのがいいし、40mmという画角が自分にマッチしてる感じです。
50mmのプラナーで撮影している時はフレーミングしても、画角が足りなくて後ろの安全を確認して1歩2歩さがってから再度フレーミングすることが本当に多かったです。
しかし40mmのウルトロンで撮影する時は、フレーミングして画角が広い→ファインダーを覗いたまま前に進む→シャッタを切る。という場合が多くて、これだとリズムが崩れる事がありません。
後ろに下がるのと前に進むので、これだけ撮影リズムが変わってくるとは思いませんでした。
フルサイズ機の50mmレンズは標準レンズと言われており、このレンズを極めれば写真が上達すると言われています。
それよりも自分に合った画角で楽しく撮影するのも時にはいいんじゃないでしょうか。
新品価格
¥43,806から (2013/12/2 13:12時点) |
0 件のコメント:
コメントを投稿