
レンジファインダーフィルムカメラのバルナックライカⅢfとズマリット50mmf1.5のレンズを購入しました。
レンジファインダーのライカはずっと気になっていました。2年ぐらい前に一度レンジファインダー機のベッサをAmazonで購入したのですが、新品なのに距離計がずれていたので返品しました。それでレンジファインダーへの欲求は一度は収まったのですが、中古カメラサイトを見るたびに検索するのは、やはりライカなんです。結局欲求が戻って来てしまいます。国産の類似品の購入も検討しましたが、性格的に最終的には最高の物が欲しくなる事はわかっていたので、2ヶ月前にバルナックライカとズマリットともう一つのライカを購入しました。
美品と言えるレベルです

シャッタースピードは1/1000が上限

スローは前ダイヤルで合わせます

フロントの3つの窓

距離計窓と構図確認窓

バルナックライカの面白い所はこのファインダー周りだと思います。楕円形のアイピースの左側の穴が距離計窓でピント調整に使います。1.5倍の倍率がかけられていて、視野は狭いですがピント合わせはやりやすいです。アイピースの右側の窓が構図確認用の窓で、およそ50mmのレンズで撮影する構図が確認出来ます。普段は一眼レフで撮影していますので、レンズから入ってくる像をファインダーでそのまま確認する訳ですが、バルナックライカはそうではありません。私にはこの辺りの不便さが逆に魅力に感じました。まあ今時のカメラを使えばオートフォーカスで何も考えずにパシャパシャ撮ることが出来ますから、それとは対局のカメラが面白く感じるのは、写真を撮るという事を真面目に考えさせてくれるからなのかもしれませんね。
バルナックライカのファインダーによるピント合わせと構図確認の感じを動画にしました
iPhone5で撮影しました。動画で見るとかなり視野が狭いですが、実際にはもう少し見やすいです。
底蓋を外すとフィルムを装填出来る

フィルムも10cmほどカットして装填しなくてはいけません。テレホンカードなどを用いてフィルムをカットしないで装填する方法もありますが、フィルムがちぎれたりしてボディの中に入ってメカを壊す場合も有るみたいなので、私はフィルムをカットして装填しています。
一緒に購入したレンズ ズマリット50mmf1.5


バルナックライカを買う場合はエルマー50mmf3.5を選択する場合が多いそうですが、私は明るいレンズが好きなのでこのレンズを購入しました。ある程度使用して思ったのは、レンズが重いという事。その頃は知りませんでしたが、ズミタール50mmf2という沈胴式のレンズがあるらしく、そちらの方が軽くて良いかなと思って、現在購入を検討中です。
普通に撮る分にはオールドレンズという感じはしない

逆光性能は低いですね


f1.5で撮ると非常にソフトな描写でたまりません

私の購入したバルナックライカは製造番号で調べると1949年製みたいなのですが、セルフタイマーがついているので、その条件だと1954年製かもしれません。いずれにせよ60年ほど前のカメラがこんな綺麗な状態で残っている事自体が凄いことだと思います。綺麗に保管及び手入れしたきた前オーナー達に感謝したいですね。中古カメラを購入する時は出会いも大事ですし、一度買い時を逃したら二度と同じレベルのカメラが市場に出てくるかは分からないわけですし。
フィルムで撮影する機会はあまりないですが、バルナックライカは空シャッターを切るだけでも楽しいので、ずっと手元に置いておきたいと思います。
次の記事では衝動買いしてしまった、もう一つのライカを紹介します。
NEXT LEICA is M6 ...
参考サイト
バルナックライカの選び方、使い方
http://members3.jcom.home.ne.jp/misterm/balnak-leica/html/BLeica.htm
1 件のコメント:
ライカ3f、大変よいカメラですよね!!(と言いつつ私が使っているのは1949年製のライカ3cですが、、、)
ファインダーもとても覗きやすくスナップ撮影に重宝しています。ところでそのカメラは1949年製の番号ということは、、、3cを3fに公式改造してもらったものなのでしょうかね?ライカの昇進システムは非常にファンやユーザーを大切にしていたのだなと感じます。
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