前回の記事からの続きですが、フィルムライカM6とフォクトレンダーのHELIAR classic 75mm F1.8を購入したので紹介します。
前回の記事はこちらを御覧ください。
バルナックライカⅢf&ズマリット50mmf1.5を購入しました
フィルムライカと言えば質感やファインダーの出来栄えなどからライカM3が至高であるとライカ使いは言います。しかし私が選んだのはライカM6。なぜこのカメラを選んだかというとひとつは露出計を内蔵しているという所。私は露出にシビアなリバーサルフィルムで撮って、マウントで保存するのが好きなので、露出計が本体に内蔵されているのはありがたいです。あとは代表的な焦点距離のレンズを付ければブライトフレームと呼ばれる撮影の構図を確認する枠が自動で切り替わる所です。
大阪の堺東駅近くにあるカメラのヤマゲンというカメラ屋さんで購入しました。当初、バルナックライカか、このライカM6のどちらかを購入する予定でしたが、お店で両方のカメラを触っているとどちらも欲しくなってしまって購入したというわけです。前回も言いましたが、中古カメラは出会いが重要なんですよ。(言い訳)
ちなみにこちらも美品レベルでした
M6はいろいろな派生モデルもあるようですが、私が購入したのはオーソドックスなファインダー倍率0.72倍のモデルです。
採光窓に長方形のパーマセルテープを貼っているのは、逆光下などの一部条件で距離計が見えにくくなる為、その対策です。ネットに乗っていた対策ですが、効果はあるように思います。
ISO感度(フィルム)の設定は真ん中のダイヤルを押し込んで設定します。
バルナックライカと比べると裏蓋が開くのでフィルムが装填しやすくなっています。これは楽です。
ちなみにバルナックライカとライカM6のピント合わせの感じを動画にしてみましたので御覧ください。
バルナックライカに比べるとM6はファインダーの視野も大きくてピント合わせと構図確認がしやすいです。動画では紹介出来ませんでしたが、M6はレリーズボタンを半押しするとファインダー内に露出のプラスマイナスを示す「▶ ◀」が表示されるので、露出を確認するのに便利ですし、精度もまあまあという感じです。
バルナックライカ用に買ったLマウントレンズのズマリット50mmf1.5を、マウントアダプター経由でMマウントのライカM6に付けて、リバーサルフィルムを入れて写真を撮っていたのですが、レンジファインダー機の最短撮影距離は1m。被写体に寄ることは出来ません。特殊なレンズやアクセサリーを購入しないと接写は出来ません。もちろん35mm判の50mmという焦点距離は広角に見えるように撮ったり、望遠に見えるように撮ったり、汎用性の高い標準レンズですが、私にはちょっと物足りない気がしました。なので準標準レンズと言われるフォクトレンダーのHELIAR classic 75mm F1.8を別途新品で購入してしまいました。
結構細長いレンズです
描写は文句無しです。フォクトレンダーのレンズはNikon用の40mmf2を購入してから2本目になりますが、相変わらずフォーカスリングがスムーズでピント合わせがしやすいです。ただしこのレンズは絞り開放がf1.8で、次の絞りがf2です。この距離が近いので、ふとした時に絞りリングを触るとf1.8からf2に変わることがあるので、そこだけマイナスですね。絞り開放がf1.4とかだともっと嬉しかったかなと思います。
50mmを使うより被写体との距離が取れるので、スナップ写真に最適だと思います。今はこのレンズがあればそれで満足、といった印象です。ライカ純正のレンズを中古で購入しようかと思った事もありますが、中古でも綺麗な個体は20万とかしちゃうので、当分はこのレンズで行きますよ。
フィルムカメラは私にとっては完全な嗜好品といった感じですが、スナップ写真を撮るときには普段使っているデジタル一眼レフカメラに比べて不便な分、逆に面白いと感じます。フィルムカメラの出番は少ないですが、ずっと愛用したいと思えるライカに出会えて良かったです。
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参考サイト
ライカを買おう
ライカM6カタログ(PDF)
フォクトレンダー HELIAR classic 75mm F1.8
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