モバイル赤道儀 TOAST 「TP-2」のレビューのPart3です。
こちらも合わせて御覧ください。
さて今回はいよいよ撮影編ですね。まあ先に断っておくと、まともな写真は撮れておりません^^;
まず天体を追尾撮影する時は、モバイル赤道儀を天の北に正確に向ける必要があります。
TP-2の場合は本体に「Polar alignment Hole」という覗き穴がついていて、この穴を覗いて北極星が見えるように調整すれば、焦点距離100mmで4分間、天体を追える精度があります。
これを裏面から覗く訳です
これを裏面から覗く訳です
しかし!大阪は大都市であり、地上で煌々とした光が灯り続け、それが空に反射して、2等星の明るさがある北極星すら見えません!
「なんて街だ!!」 心の中で叫びました。
私が撮影した日は月明かりもあったため、余計に北極星を発見するのが困難でした。カシオペア座がうっすら見えるかな?っていう程度でした。
「なんて街だ!!」 心の中で叫びました。
私が撮影した日は月明かりもあったため、余計に北極星を発見するのが困難でした。カシオペア座がうっすら見えるかな?っていう程度でした。
まあ北極星が見えない所でも極軸合わせを出来るように、前もってネットで方法を調べていましたので、その方法を紹介しましょう。
私の場合は三脚の上に3WAY雲台を載せていますので、まずは3WAY雲台の水平を出します。
そしてその上にTP-2を取り付けて、iPhoneのコンパス機能を使ってTP-2を北に向けます。
さらにiPhoneの角度計を使ってコンパス機能で表示されている緯度と同じに傾斜を合わせます。
(例 北緯34.7度なら → 傾斜を35度にあわせる)
TP-2本体は35度の傾斜がついていて、日本で使う場合は微調整をするだけで良いので便利です。
iPhoneのコンパス機能に角度計が付いたのはIOS7以降だったと思いますが、意外と精度は高いです。まあ0.5度とかは測れないので、それなりですけどね。
方法については 「Pleasure Photolife...」さんの「スマートフォンを使った赤道儀の極軸合わせ」を参考にさせていただきました。ありがとうございます!
そうやって極軸合わせをして撮った写真を御覧ください
オリオン大星雲
そうやって極軸合わせをして撮った写真を御覧ください
オリオン大星雲
D7000 21Sec f5.6 300mm(換算450mm) ISO400 トリミング済み TP-2 STARモード使用
ちなみにオリオン大星雲をGoogleで画像検索したリンクを貼っておきましょう
「オリオン大星雲 画像検索」
自分の撮った写真がショボすぎる...
撮影した時は望遠が足りないと思っていたんですがそうではなくて、露出時間が短いのが原因です。あと露出時間を長くする為に焦点距離を短くするのも重要みたいです。この辺りは、もっと撮影回数を重ねて、勉強していきたいと思います。
STAR Landscapeモードも使ってみました
D7000 41Sec f3.5 10mm Fish Eyes ISO100
STAR LandscapeモードはSTARモードの1/2で星を追尾するモードで、これを使えば星と風景を両立させて撮ることが可能なモードです。
ちなみに固定撮影で撮ると...
「オリオン大星雲 画像検索」
自分の撮った写真がショボすぎる...
撮影した時は望遠が足りないと思っていたんですがそうではなくて、露出時間が短いのが原因です。あと露出時間を長くする為に焦点距離を短くするのも重要みたいです。この辺りは、もっと撮影回数を重ねて、勉強していきたいと思います。
STAR Landscapeモードも使ってみました
D7000 41Sec f3.5 10mm Fish Eyes ISO100
STAR LandscapeモードはSTARモードの1/2で星を追尾するモードで、これを使えば星と風景を両立させて撮ることが可能なモードです。
ちなみに固定撮影で撮ると...
D7000 20Sec f5.0 10mm Fish Eyes ISO400 三脚固定撮影
こんな感じになります。
焦点距離が短いほど(撮影範囲が広いほど)、撮影した時に星が止まって見えるので、広角レンズや魚眼レンズを使って風景をシャープに撮影する時は、普通に三脚固定撮影の方が良いかもしれないですね。
STAR Landscapeモードの使い所は難しいですが、これもいろいろ使ってベストな露出時間等を見つけて行きたいですね。
はあ~次の新月が待ち遠しい!!
こんな感じになります。
焦点距離が短いほど(撮影範囲が広いほど)、撮影した時に星が止まって見えるので、広角レンズや魚眼レンズを使って風景をシャープに撮影する時は、普通に三脚固定撮影の方が良いかもしれないですね。
STAR Landscapeモードの使い所は難しいですが、これもいろいろ使ってベストな露出時間等を見つけて行きたいですね。
はあ~次の新月が待ち遠しい!!
2 件のコメント:
はじめまして!tp-2の購入を考えているものです。やはり極軸合わせはポーラーファインダーがなくては安易にできないのでしょうか?
匿名さん、コメントありがとうございます!
tp-2購入を検討されているとの事ですが、同時にポーラファインダーも購入するか迷っているのだと思います。個人的にはポーラファインダーはあった方が、より焦点距離の長い撮影で星をブレずに追尾する可能性が高まると思います。ただし、ブログにも書いた通り、光害の激しい所では星が見えないので、ポーラファインダーがあっても意味はありません。また使い勝手が良いかというとそうではありませんので、ポーラファインダーで自分で北極星の位置を正確に合わせるようになるまで、私は何回も失敗しました。
tp-2購入から1年が過ぎますが、自分の用途からすると同価格帯のVixenのGP2などのオールインワンタイプの方が良かったかなと思っています。
私の場合はまだまだ星撮り初心者なので、出来れば経験のあるショップなどに相談された方が良いかもしれません。
KYOEIのホームページを貼っておきます。
http://www.kyoei-osaka.jp/hpgen/HPB/entries/259.html
赤道儀は長く使うものですし、価格もしっかりしたものはお高いので、匿名さんがベストの選択が出来るように祈ってます!
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